睡眠環境診断士

「睡眠環境の課題」と合わせて、お読み下さい

「睡眠環境講座」の開催趣旨

睡眠環境診断士:睡眠時の人体、寝室環境、寝具を「夜の生活科学」として体系的に理解していただき「睡眠環境診断士」として人々の良い眠りのために活躍して頂くために企画しました。

睡眠環境の課題:健康で快適な睡眠環境を創造する課題は、(1)寝具の性能、(2)人の睡眠生理、(3)寝室環境 等に分類されるが、見落としてならないのが、これらを繋ぐ (4)人体と寝具のインターフェイス、(5)寝具と環境のインターフェイス、(6)人体と環境のインターフェイスであります。そして、(7)人体-寝具-環境のシステムとして総合的に把握しなければならない。

人体と寝具のインターフェイスに関するものには、寝姿勢と体圧分布、床ずれ等があります。寝具と環境のインターフェイスについては、寝具の至適条件(室温と寝具の保温性の関係)等があり、人体と環境のインターフェイスについては、熱帯夜などの高温環境での睡眠、騒音環境下での睡眠、夜行列車での振動中の睡眠など、生理学と環境工学に跨る課題があります。まだ、本格的には研究されていないのではないでしょうか。このように、体系的に考えると新しい重要な課題も見えてきます。

本講座の対象:これらの学問と技術の進展には、睡眠生理・寝具・環境の各分野の研究者、関係する業務に携わる人々の努力が必要なことは言うまでもありません。また、直接に自分自信の問題である消費者/生活者が認識を新たにする必要もあり、関係する行政の担当者の努力も要望されます。

そのためには、睡眠生理・寝具・環境の各分野の研究者、企業の実務担当者が、自分の専門の枠に留まらずに、上記の(1)から(7)を広く理解する必要があり、生活者も被供給者として受身ではなく、積極的に理解していく必要があります。関係する行政の担当者は、(1)から(7)の課題とその学問、技術を把握して、インフラの整備をする必要があります。夜間の生活は、昼の生活に劣らず重要なものであって、担当省庁にとっても決して疎かに出来ない課題です。「生活が大切」と言うだけでなく、実質的な対策を講じなければなりません。

本講座の目的: 本講座は、上記の睡眠生理・寝具・環境の各分野の研究者、企業の実務担当者、生活者、行政担当者に向けて、上記の(1)から(7)の睡眠環境の全貌をよく理解して頂きたく企画したものです。

特に、人体-寝具-寝室のシステムとして総合的に理解できる人材の誕生が期待されます。人体、寝具、寝室環境についての知識を有し、睡眠環境を、視察、測定、調査し、総合的に診断できる「睡眠環境診断士」の育成を目標にしています。現状では、人体-寝具-寝室のシステムとして総合的に展望し解説できる研究者は少ないと思われますが、学会設立以来の各分野の専門家に、ご専門の分野からの知見をご提示いただき、これを集約して、「睡眠環境学として学問と技術を体系化」していく予定にしています。

これによって、「国民の夜間の生活の質の向上」と「 寝具、インテリア、ホテル、旅館、住宅、福祉などの睡眠環境に関連する業界の活性化の基盤」にすることが出来ます。

寝具業界の活性化は、寝具に携わる研究者、企業の実務担当者が寝具に関わる学問と技術をマスターすることが基礎で、王道は他にありません。睡眠環境の学問と技術の全貌を展望できる睡眠環境学の体系的なセミナーは、おそらく本邦において初めての試みであると思われるので、奮ってご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


補遺:オーケストラには、バイオリン、ビオラ、コントラバス、ドラム、クラリネット等の弦楽器、打楽器、吹奏楽器の三種の楽器が使われ、コンダクターによって纏められて演奏されます。

睡眠環境診断士」は、睡眠生理学、寝具性能、寝室環境の三分野についての知識を持ち、睡眠環境を人体-寝具-寝室のシステムとして総合的に把握して診断・評価する役割を担うものです。このオーケストラのコンダクターにあたる「睡眠環境診断士」の活動は、寝具、ホテルなどの睡眠環境に関連する業界の活性化と国民の生活の質の向上に大きく貢献することになると思われます。

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