No.2 土曜の朝はマルシェへ
土曜日の朝は何が何でも早起きする価値がある。町の中心にある広場でマルシェ(朝市)があるからだ。
スーパーで買うよりも若干高めだが、とても新鮮な野菜を買うことが出来るし、顔なじみになると(または売り手の機嫌がいいと)旬の野菜とか珍しい食材の調理法とか説明してもらえたりする。八百屋、チーズ屋、惣菜屋、花屋など店は昼ごろまで並んでいるが、人気のお店の限定品などがお目当ての場合は、早ければ早いほどいい。
この土曜の朝市のにぎわいに更に拍車をかけて、夏の1ヶ月間お祭りが開催される。マルシェ・フォークロリックと呼ばれるもので(2008年は7月20日から8月31日までの8回))広場を中心に町のあちらこちらで民族衣装を着た人たち、楽器を演奏する人たちを見ることが出来る。
更に魅力的なのは地元の特産品・ワインの飲み放題があることだ。まず、グラスを購入し、(大小2種類、それぞれ700円と500円程度)ワインを飲み比べるのだ。
赤と白の各3種類ほど用意され(毎回銘柄が異なる)、全種試飲したころにはベロベロになってしまう(のは日本人だけか?)。ワイングラスを片手に買い物かごをぶら下げ「お久しぶり、元気?チュッ(キス)」なんて光景が飛び交う。
心地よい音楽にひたり、雑踏にまみれながら歩くと、週末はのんびり過ごそう、という気分になってくる。
このなかなか素敵な催し物、最近は遠方からの観光客が多いとか、お寝坊さんのためだとかいろいろな説があって、朝10時からのスタートとなった。
★清水 亜貴子
神奈川県立横須賀高校、東京芸大卒。ヴァイオリニスト。スイス・ヴェヴェイ(フランス語圏)に在住。
